スクールの記事 (1/23)

澤田塾の実情


前回の記事「澤田塾はどこに向かって行くのか」では、
僕が澤田塾でTOEICを教えている真の目的や、
TOEIC卒業後の次のステップとして提供している指導、
2つのステージをうまく繋げる難しさなどについてお話しました。


今日は、普段あまり語られることのない、澤田塾の実情についてちょっとシェアしたいと思います。
(最近、こんな話題ばっかりな気が)


澤田塾はTOEICスクールなのか?

澤田塾って、一般的には、「TOEICスクール」として知られていますが、
実は、「実用英語を本気で習得するための場所」だと、僕自身は考えています。


土日の午前中に開講しているTOEICコースに20数名ほどの生徒さんが在籍しており、
土曜日の午後・夕方の実用英語コースの受講生は10名前後ですので、
数だけで考えれば、TOEIC指導の方がメインという見方もできます。


ですが、僕は、
TOEIC学習は「本格的な英語学習の入り口」(a gateway to real English learning)だと考えているため、
TOEICの目標スコア取得の先に、「英語習得」という、より壮大なゴールを常に見据えて指導しています。


なので、
TOEICコースに20名以上> 実用英語コースに10名前後
という図式ではなく、
合わせて30名以上の受講生全員に、最終的には英語習得への道を歩んでもらいたいと密かに考えているのですw

I want all 30 or so of my students to eventually go on the journey to mastering English.
With that ultimate goal in mind, I always teach TOEIC.



もちろん、これは、あくまで僕が描くビジョン、理想論であって、
実際の状況はまたちょっと違っていたりしますが、
ときに現実と折り合いをつけながらも、僕自身はそこに向かって進んでいるつもりです。


結論としては、澤田塾はTOEICスクールではなく、
英語習得の一環として、実用的な方法でTOEIC指導も行っている、英語スクールということになります。


少なくとも、僕はそう思っていますが、
実際には、そうは思っていない生徒さんも少なからずいらっしゃいますw
(着実にスコアアップできるところに魅力を感じている生徒さんも多いのは確か)



長期受講生の存在

澤田塾のTOEICコースには、1年~2年(中には3年)くらいの長期間にわたって受講される生徒さんも多く、
常に全体の半数前後を占めています。


このような長期受講生の大半は、すでに当初の目標スコアを取得されているのですが、
それでも、TOEICコースを継続的に受講されているのです。


本気で生徒さんを伸ばしたいと思っている僕としては、
腰を据えてじっくり指導することにこそ、もっともやり甲斐を感じるので、
このような受講生が多いことは、非常に嬉しく、本当に有り難いことだと感じています。


長期受講生が多い理由としては、
TOEICコースの指導内容が、スコアアップだけに留まらず、
役立つ実用英語も身に付くから、だと考えていたのですが、
実は、それだけではないということが最近わかってきました。


TOEICは目標スコアを取ったら終わりではなく、
英語学習のペースメーカーとして、長きに渡って受験し続けていくものになっているようです。

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「定期的に受験するTOEICを中心に、英語学習をずっと続けていきたい」
という生徒さんが少なからずいるため、
澤田塾のTOEICコースには、TOEIC800~900点台の生徒さんが常に何名も在籍しているという状況になっています。


このような状況は、
概して、短期勝負的になりがちなTOEICのコースとしては、
極めて珍しいことだと思いますが、
TOEICという枠組みの中で本格的な英語指導を実践するためには、
ある意味、必要な条件であるとも言えます。

というのも、常に新しい生徒さんばかりで、受講期間も短かかったとしたら、
実質的な英語力を伸ばす指導を行うのは極めて難しいからです。


ですので、普通のTOEICスクールよりもずっと長い期間、
じっくりみっちり指導させていただけていることは、本当に幸せなことだと感じています。


上っ面をなでただけの表面的なTOEIC対策ではなく(英語では、just scratch the surfactと言います)、
ちゃんと英語の実力を上げて、スコアも大幅に伸ばしたい、
という少数の意識の高い方々に選ばれるスクールでありたいと思っています。


このように、TOEIC学習を卒業されず、
TOEICの枠組みの中で使える英語力も最大限に伸ばしていこうという生徒さんがいる一方、
実際、TOEIC学習は卒業して、次のステップに進まれる生徒さんもいらっしゃいます。



"超"長期受講生の存在

TOEICコースには、1~2年在籍されている長期受講生がいると言いましたが、
実用英語コースの方は、平均すると3年くらい澤田塾に通われている"超"長期受講生が中心になっています。


TOEICコースを1年も2年も続けてくださる生徒さんがこんなにたくさんいる状況ですら、
澤田塾を立ち上げた当初は想像すらしていませんでしたが、
実用英語コースの現在の状況は、夢にも思っていなかったことです。


これこそが、僕が社会人の方々に英語を教えるのが一番好きな理由でもあります。

これまで色んな塾や予備校で教えてきましたが、
中高生や大学受験生をこれほど長きに渡って指導することはほぼ不可能なんです。

概して、学生というものは進学とともに巣立っていってしまうからです。


そのような一期一会的な指導に、いつからか僕はやり甲斐を感じなくなってしまいました。

学校のテストで良い成績を取ったり、
受験で合格するための英語力を付けるお手伝いをするだけでは、
僕は全然満足できなかったのです。


一方、社会人を指導する場合は、
もちろんTOEICスコアの取得だけで終わってしまうケースも多いのですが、
「英語を使えるようになりたい」とか、
「英語習得に向かっていきたい」という、
僕が目指している英語指導の真の目的に共感して、
一緒に歩んでいける人たちも少なからずいらっしゃいます。


だから、長期間やる気のある社会人の方々に英語を教えることは、
僕にとっては、「天職」 (my calling) だと感じています。



実用英語コースについて

実用英語コースの受講生の大半は、元々はTOEICコースから始められていて、
一定期間、暗唱などのストイックな修業に耐えてw、英語の基礎体力を養ってきています。


基本期に、TOEICコースの卒業生がメインで、
実用英語コースから始められる新規の生徒さんはほぼ皆無です。


目標スコアを取得された長期受講生の中には、
「TOEICとは違った形で英語学習を続けていきたい」
「英語を使うことにもチャレンジしたい」
「もっとオーセンティックな素材を使って勉強したい」
と思う方もいるため、そのような方の進級先という位置づけになっています。


このコースでは、洋書を使ったり、洋画を使ったり、
世間話を通訳する練習をしてみたり、正確な文法を学ぶことを意図して英作文をやってみたり、
パブリックスピーキングに挑戦してみたり、英検語彙対策をやってみたり、
これまでに、色んなことを取り入れてきました。


中には、ちょっといまいちだった取り組みもありましたが、
1つ1つの試みを次に生かすような形で、常に理想的な指導形態を模索し続けています。


TOEICコースの方は、数々のバージョンアップを経て、ほぼ完成された形が出来上がりつつありますが、
それと比べると、実用英語コースの方は、より現在進行系で変化・進化・挑戦し続けるようなイメージになっています。


これまで、「使える英語を身に付ける」ことと、「語学を娯楽にする」ことを主なテーマとして、
「英語を通じて自己実現してもらいたい」
「英語をもっと好きになってもらいたい」
という僕の指導者としての想いを体現したコースを目指してきました。


その前提には、「英語習得への終わりなき旅を共に歩んでいこう」
みたいな意図がありました。


ですが、最近、
「この考え方からちょっと脱却した方がよいかもしれない」と考えるようになりました。


その具体的な理由については、
また今度書きたいと思います。

Until then. 「ではまた」

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