TOEIC指導の記事 (1/6)

TOEICのスコアだけ伸ばせるのか?


昨日、久しぶりにブログを書いたら、
自分の思考を文章化することが楽しくなってきてしまい、
今日また筆をとっていますw
(元来、文章を書くのは好きなのですが、最近はブログを更新する時間と心の余裕がありませんでした)


昨日に引き続き、僕が普段からTOEICについて考えていることを書きたいと思います。


今の日本社会では、「英語ができる=TOEICのスコアが高い」であると、
一般的に考えられている風潮があります。
(それが正しいかどうかは別として)


就職や転職、昇進などで一定のスコアが求められることが多いため
「TOEICのスコアを上げたい」という強いニーズがあり、
世の中にはそれを満たすサービス(教材やスクール)が数多く存在します。


一方、多くの社会人や就職を控えている学生にとって、
「英語をやる目的や理由は、TOEICのスコアアップのためだけ」
になってしまっているという現実もあります。


もちろん、スコアを上げたいという気持ちや、スコアを上げなければいけないという事情はわかります。


ですが、TOEICのスコアさえ上げられれば、それでいいのでしょうか?


TOEICで何点取らないといけない、という差し迫ったニーズを満たすことだけに心を奪われて、
本質を見失ってはいないでしょうか?


お、ちょっと待てよ。得意なケンカ腰な論調になってきてないか? 譲歩、譲歩!


確かに、TOEICのスコアが上がると嬉しいものです。
我々は学生時代から試験の点数だけで、英語力を評価されてきた経緯がありますから、
スコアのような具体的な数字の増減にはすごく敏感で、過剰に反応する傾向があります。


これは別に誰が悪いというわけではなくて、教育システムによって植え付けられた価値観であり、
無意識に、テストの結果を重視(ときに絶対視)するように、思考が条件付けられているのです。


「テストの結果だけがすべてではない」と言われれば、
「まぁ、そうだよな」と頭では理解できるものの、
「でも、やっぱりスコアを上げたい」と思うものです。


それは悪いことではなくて、日本人としては、ごくごく当たり前の欲求です。


学校のテストや入試でもそうですが、我々は点数アップを原動力として、非常に努力できる人種でもあります。

一方で、低い点数を取ったという事実に、心の底から絶望することもできますw


自分のTOEICスコアはもちろんのこと、
子供のテストの点数によっても、一喜一憂してしまう親は多いことでしょう。(I'm no exception. lol)


こうして見ると、テストの点数ばかりに拘ってしまうのは、
ある意味、日本人の(?)特徴とも言えるので、それはそれで認めるしかありませんw


TOEICに話を戻します。

「スコアさえ上げられれば、それでいい」という考え方は、
入試などでは通用したかもしれませんが、
実はそのままTOEICには当てはめにくい、と僕は思います。


なぜかと言うと、
スコアだけを上げることができないから
です。


当たり前の結論になってしまいますが、
TOEICのスコアを上げたければ、英語力を上げる必要があります。


そして、
スコアに直結しそうな取り組みだけでは、英語力は上がらない(上がりにくい)
という厄介な事実があります。


単純に考えると、
TOEICのスコアを上げたければ、

「TOEICの問題をたくさん解けばいい」
「効率的な解き方やテクニックを身につければいい」
「TOEICに出る単語や表現だけを覚えればいい」

ということになりそうです。


特に、学生時代の考え方のまま、急にTOEICのスコアを取らなければならなくなった場合には、
このような発想になりがちではないでしょうか。


それの何がいけないのか?と、気を悪くされる方もいるかもしれませんが、
受験生的な発想だけでは、TOEIC(特に新形式TOEIC)には太刀打ちできない(ことが多い)
ということに、早めに気付くことが大切だと思います。


このことに関しては、
「え、そうなの?」となる人と、「そりゃ、そうだよね」となる人とで、
真っ二つに分かれると思いますが、あなたはどうでしょうか?


受験生的な発想だけでTOEICもクリアできると思いますか?

それとも、全く違う角度から攻める必要があると考えますか?


前者のマインドで成功している学習者や指導者も中にはいますので、
ここからはあくまで僕の私見です。


まず、初めに知っておくべき驚愕の事実を述べます。

TOEICだけが目標である場合、TOEICのスコアは上がりにくくなります。


また出ました、TOEIC paradoxです。


あくまで僕の経験上の話ですが、
「TOEICのスコアさえ上がればいい」という、一見すると合理的な考え方をしている人ほど、
スコアが伸び悩む傾向があります。


スコアに一喜一憂してばかりな人ほど、英語力が伸びない傾向もあります。


当たり前ですが、英語力が低い人ほど、スコアも低い傾向があり、
英語力が高い人ほど、スコアも高い傾向があります。


また、英語力が高い(&スコアが高い)人ほど、
そこまでTOEICに入れ込んでいない傾向があります。


本当に英語力が高い人は、けっこうな割合で、
「TOEICなんてどうでもいい」とか思っていたりもします。
(高いスコアを取った後だから言えることかもしれませんが)


もちろん、多くの人にとって、TOEICはどうでもよくないはずです。

スコアを取る必要があるわけで、それが人生や仕事においてもたらしてくれる恩恵は無視できません。


ただ、ここで言っているのは、
「TOEICがすべてではない」「スコアアップが一番大切なことではない」という意識でいた方が、
逆に、TOEICを克服しやすい状態に自分を持っていける可能性が高まるということです。


さらに本質に迫る話をしたいところなのですが、
すでにかなりの文字数を要してしまいましたので、今日はこの辺で。


(↑物事の本質や真理に迫れば迫るほど、一般通念や世間の常識とはかけ離れた意見になりますね)

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