TOEIC新形式の記事 (1/6)

第213回TOEIC感想(9/25 新形式4回目)


今日は新形式第4回目の公開テストを受験してきましたので、
難易度の所感や気付いたことをシェアさせていただきたいと思います。


以下の難易度は、新形式になってからの過去3回の公開テストと比較しています。

(新形式第3回目はの感想記事こちらから⇒「第212回TOEIC感想(7/24 新形式3回目)」
(新形式第2回目はの感想記事こちらから⇒「第211回TOEIC感想(6/26 新形式2回目)」
(新形式第1回目の感想記事はこちらから⇒「第210回TOEIC感想(5/29 新形式1回目)」


<各パートの難易度についての所感>

Part 1 かなり易
Part 2 普通 (⇒やや難)
Part 3 普通 (⇒やや難)
Part 4 普通

追記:
僕の感覚では、「普通」だったPart 2とPart 3ですが、
今回、一般的には「難しかった」という声が多かったようなので、
「やや難」に訂正した方がよいかと思っています。


Part 5 普通
Part 6 やや易
Part 7 SP 普通
Part 7 DP 普通
Part 7 TP やや難

SP=Short Passage、DP=Double Passage、TP=Tripple Passage


<リーディングセクションにおける僕自身の時間配分>

Part 5 8分 13:46~13:54
Part 6 7分 13:54~14:01
Part 7 SP 24分 14:01~14:25
Part 7 DP  9分 14:25~14:34
Part 7 TP 17分 14:34~14:51


各パートの詳細な感想は以下の通りです。


Part 1 かなり易

新形式の中でダントツ簡単だっただけでなく、
僕が近年受験した公開テストの中でも、こんなに簡単な回は記憶にないです。

いきなりパート1をこんなに簡単にした意味がわかりません。
ETSはいったい何を考えているんだぁ


一応、パート1の専門家として(←澤トレを書いてるので)、
今回も出題パターンに関してマニアックな分析をしてみました。


4つの選択肢とも主語が同じ人(例えば、They、She、Some menのみ)で、
人物の動作を現在進行形で描写している単純な「人物写真問題」が、
今回は6問中、なんと4問でした。

簡単に感じるはずですね。


あとは、モノが主語で、現在完了形か現在形の受動態で、
風景(屋外・屋内)を描写している「風景写真問題」は1問、
人物とモノの描写が混ざった「ミックス写真問題」が1問という構成になっていました。

前回の7月の公開テストには、「風景写真問題」がなかったのですが、
今回は一応、3種類とも出ていたので、問題の構成としてはバランスが取れていました。


Part 2 普通 (⇒やや難)


今回は標準的なパート2問題が多かったと思います。
(追記: 僕と同じフォームで、「難しかった」という声が多く届いています)


一つ正解のパターンについて気付いたことがあるのですが、
これは多分ブログで暴露してはいけない情報だと思いますので、
なんとなくほのめかしておく程度にしておきます。

いつも塾生にはお伝えしている超テクニック的な話なのですが、
パート2の難しい問題ほど、正解が特定の選択肢(AかBかC)に偏る傾向があり、
今回はその選択肢が、全体の半分近く(25問中12問)を占めていました。

同じ正解でも、その選択肢に持ってくるだけで、
問題の難易度が上がるということをETSはわかっていて、僕もわかっています。
(おそらくTOEICを研究している多くの人はわかっているはずですが)

追記: 今回は、このトリックによって、難しくなっていた部分もあったと思います。


ちょっと謎めいた書き方になってしまいましたが、
このことは澤トレのp.115でも言及しています。


一応、パート2の専門家として(←澤トレを書いてるので)、
こちらでも出題パターンについてマニアックな分析をしてみました。

僕の記憶が正しければ(If I remember correctly)、
WH疑問文が8問、Yes/No疑問文が4問、否定疑問文が3問、付加疑問文が2問、平叙文が3問、機能文(依頼、提案、申し出など)が2問、選択疑問文が2問でした。

いつもよりも単純なYes/No疑問文が多かった一方、
苦手な人が多い否定疑問文も3問と多めでした。

↑コレ、実はWH疑問文は数えずに、他のカテゴリーに注目することによって、
なんとなく割り出しています。


Part 3 普通 (⇒やや難)
Part 4 普通

今回のPart 3とPart 4は、初中級者にとっては、相変わらず難しく感じたはずですが、
一定レベルのリスニング力を持っている人にとっては、比較的対応しやすい問題が多かったと思います。


今回もグラフィック問題は易しめでしたが、
発言者の意図を問う問題の中には、かなり難しいものもありました。

後者のタイプの問題は、TOEICの勉強だけでは対応できないだろうなと改めて感じました。

「英語の心が感じられるかどうか」が問われているので、
ドラマや洋画などを通じて、英語にたくさん触れてきた経験がないと、
微妙なニュアンスを汲み取って、正解に辿り付くのは難しいのではないと思います。


Part 5 普通 8分 13:46~13:54

新形式になってから、問題数が10問減りましたが、
サクッと解けるサービス問題が減り、最初からいきなり標準的な問題ばかりになっています。


今回は、特に際立った難問はありませんでしたが、そこそこ難しい問題が多かったので、
けっこう時間がかかってしまった人が多かったかもしれませんが、
レベル感としては「普通」だったと思います。


Part 6 やや易 7分 13:54~14:01

センテンス挿入問題で考えてしまうものが1問くらいありましたが、
全体的には解きやすかったと思います。

個人的には、これまでの新形式の公開テストの中では、
一番サクサク終わりました。


Part 7 SP 普通 24分 14:01~14:25

今回は僕自身も24分で終わっているので、800点台くらいの人であれば、
時間配分の記事で設定している目標タイム(28分)くらいで解き終えられたのではないかと思います。

今回受験してみて、シングルパッセージの28分という目標タイムはやはり妥当だと感じました。


Part 7 DP 普通 9分 14:25~14:34

時間配分の記事では、ダブルパッセージの目標時間を9分(4分半×2セット)と設定しているのですが、
僕自身が9分かかっているくらいなので、現実的にはかなり厳しいですね。

前回に引き続き、今回も2セットとも長めの英文2本で構成されていたので、
どうしても1セット5~6分はかかってしまっても仕方ないと思います。

これ以上、他のパートで時短するのも難しいので、ダブルの設定時間は悩ましいです。

9分(4分半x2セット)ではなく、10分(5分x2セット)が妥当かもしれません。

いずれにしても、ダブルパッセージに関しては、
新形式の公式問題集に載っている問題よりも、本番の方がずっと英文量が多く、
時間がかかると思っておいた方がよさそうです。

新形式になってから、ダブルが「オマケ」のような存在になったような印象がありましたが、
全然、旧形式と同じくらい手強い存在に戻っている感じです。


Part 7 TP やや難 17分 14:34~14:51

トリプルパッセージに関しても、前回に引き続き、ガッツリ読まなければいけない英文が多かったです。

僕はまず一気に3つのパッセージを読んでから問題を解くという方法を取っているのですが、
最初の2セットは、3つ読むのに3分、解くのに2分、計5分でした。

しかし、最後のセットは、ひときわ英文量が多く、
3つのパッセージを読むだけで4~5分かかりました。
ただ、解くのは、2分だったので、7分くらいでは終わりました。

僕自身が、5分、5分、7分、計17分だったので、
時間配分の記事で設定している目標タイム(6分x3セット=18分)で解くのは、相当難しかったと思います。

しかし、これ以上目標時間を短く設定しようがありません。

ダブルで10~11分かかるとしたら、
逆に、トリプルの設定時間を18分から16~17分に短縮しなければいけなくなるくらいです。

やはり、新形式の時間配分はかなり悩みどころです。
4回受験しても、まだ適切な配分を確定できずにいます。

パート5と6の設定をそれぞれ1分ずつ早めて、
それぞれ9分ずつにするという手もありますが、それはそれで相当厳しいです。


最後に

TOEICはますます真の実力を問う試験になってきているため、
「とりあえずテクニックでスコアを取る」みたいな安易な発想やアプローチがほとんど通用しなくなっていると感じます。

闇雲に試験対策をしても、なかなかスコアが上がらない人が大勢いる一方で、
しっかり英語力をつけている人は、概して、この試験でも良い結果を出しています。

「短期間で一気にスコアを伸ばしたい」
という気持ちはわかりますし、それを目指さなきゃならない事情があるのも理解しています。

しかし、特に最近のTOEICでは、英語力が上がらなければ、
スコアも上がらないようになっている、という印象を強めています。

そして、英語力というものは一朝一夕には上がりません。
どうしても中長期的な努力が必要になります。

3か月や半年くらいでは、思うようにスコアが伸びないことの方が実は圧倒的に多いのが現実です。

しかし、TOEICの勉強を始めたばかりの多くの人は、
「短期間で大幅にスコアを伸ばせるのではないか?」
という希望的観測というか、幻想を抱きがちです。

もちろん、まずはそれが出来るかどうかチャレンジしてみることは大切ですし、
中には短期間で大幅なスコアアップを達成する人もいるかもしれません。

一方で、ある程度対策をしてきて、最近のTOEICに臨まれている方ならば、
それが難しいということを身をもって経験されているのではないでしょうか。

まずは、「てっとり早くスコアを上げる」みたいなことが、
ほぼ不可能だということに気づくのが第一歩ではないかと思います。

結果を急ぐと、英語を学ぶ上で大切なプロセスをスキップしてしまい、
逆に結果が出ないということにもなりかねません。

一見スコアアップには遠回りに思えるようなことも含めて、
実力を上げるために必要な努力を積み重ねていくしかありません。

結局のところ、英語学習もTOEIC対策も、「急がば回れ」なのです。

After all, there is no shortcut to success in both English learning and TOEIC preparation.


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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