2012年11月の記事 (1/5)

パート7攻略法(2)

この記事では、前回の記事「パート7攻略法(1)」に引き続き、お勧めのパート7の解き方についてご紹介します。

まずは、どういう問題を使って練習するかについてです。

澤田塾のTOEICコースでは、TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉と、TOEICテスト超リアル模試600問(CD-ROM付)を使います。

    

逆にこの2冊しか使いません。

パート7では、ダブルパッセージを攻略することがカギなので、シングルよりもダブル中心で学習する方が効率的です。

実際、澤田塾では、限られた時間で最大限の成果を出すために、基本的にはダブルパッセージしか練習しませんが、ダブルの最初の2~3問は最初のパッセージを読んだだけで解けるので、シングルの練習にもなります。

シングルはまあまあ解けるけど、ダブルは苦手という人はいても、ダブルは解けるけど、シングルは苦手という人はいませんよね? 

逆に言えば、TOEIC最難関のダブルパッセージを徹底的に演習して攻略してしまえば、「シングルパッセージなんて怖くない」という状態になります。
(一応、直前期には多少はシングル問題も練習してもらいますが、ダブルを攻略した後なので、シングルは比較的スムーズに解けるようになります)

毎回のリーディングの授業では、この2冊の中から、ダブルパッセージ問題を1つだけやりますが、特に表が含まれていない、英文2つから成る問題を選ぶようにしています。

英文だけの問題しか基本的に使わないのは、表がある問題は本番でも比較的速く解けてしまうからです。

ですので、授業では一番負荷の高い種類の問題だけを練習することにしています。

本番の難しい回では長めの英文が2つある問題ばかり出てくることもあるので、普段からそのような「手ごわい」ダブルパッセージに慣れ親しんでおくことが大切です。
(公式問題集のVol.3にあるような語数の少ない、短めの長文の問題は使いません)

この基準を満たすダブルパッセージ問題として、澤田塾では、公式問題集Vol.4から6個、超リアル模試から4個の、計10個を選んで使用しています。

これにプラスして直前期に多少シングルパッセージ問題も解いてもらいますが、基本的にはこの10個のダブルパッセージ問題を使って、徹底的に演習及び復習を行うことで、20問中16問以上正解できるように指導しています。

以下にそれぞれの英文の語数を記載します。

公式問題集Vol.4
Test 1
181-185 英文①: 使いません
186-190 英文①: 203語 英文②: 153語
191-195 英文①: 162語 英文②: 143語
196-200 英文①: 206語 英文②: 131語

Test 2
181-185 英文①: 206語 英文②: 165語
186-190 英文①: 使いません
191-195 英文①: 95語 英文②: 150語
196-200 英文①: 171語 英文②: 125語

超リアル模試
Test 1
181-185 英文①: 168語 英文②: 133語

Test 2
196-200 英文①: 164語 英文②: 205語

Test 3
186-190 英文①: 185語 英文②: 120語
196-200 英文①: 160語 英文②: 192語

最初に語数を掲載したのは、本文を読む時間を意識していただくためです。

例えば、公式問題集Vol.4のTest 1 196-200の問題を使って練習するとします。

まずは、1つ目の英文を最初から最後まで通しで読みます。

その際にストップウォッチを使って、読む時間を測ります。

206語の長文を読むのに、2分20秒(140秒)かかったとします。

206語 ÷ 140秒 × 60 = 88 wpm (words per minute)

1分間あたりに88語のスピードで英文を読んだことになります。

このスピードと理解度が現在の英語力です。

1つ目の英文を読むのにかかった時間(2分20秒)を書き留めといて、そのままストップウォッチをリセットせずに再スタートさせ、最初の2~3問を解くのにかかった時間を記録します。

その2~3問を解き終わった時点で、例えば、3分50秒だったとすると、残り時間は3~4分ということになります。
(ダブルパッセージでは最高で7~8分くらいかけても良い)

2つ目の英文を読む際にも、ストップウォッチをリセットして(あるいはラップ機能を使って)、読むのにかかった時間を計ります。

131語の英文(Dear Mr. Stevens ~ Desparte Systems)を読むのに1分15秒(75秒)かかったとすると、
131語 ÷ 75秒 × 60 = 104 wpm (words per minute)となるので、
先ほどの88 wpmよりは速く読んだことになります。

そのままストップウォッチを継続させて残りの設問を解きます。
解き終わった時間が3分45秒だとすると、先ほどの3分50秒と合わせて、全部で7分35秒かかったことになります。

ダブルパッセージでは、8分くらいかかる問題もあれば、6分くらいで解き終わるものもあるので、7分35秒という時間は許容範囲ですが、88 wpmと104 wpmという読解スピードには向上の余地があると言えます。

パート7を最後まで解き終えるためには、最低でも平均120 wpm、出来れば150 wpmの読解スピードが求められます。

英文の難易度に応じて、150 wpm以上で読めるものあれば、120以下になってしまうものもあると思いますので、その平均値を意識してください。

おそらく受験者の平均値と思われる100 wpm前後の読解スピードでは、パート7を全て解き終えるのは難しいです。

まずは、120 wpmを目指し、最終的に150 wpmで読めるようになることを目標にしてみてください。

さらに、9割以上正解するためには、一読で70~80パーセントくらい内容を理解できるようになる必要があります。

澤田塾では、150 wpmというリーディングスピードを目標に掲げ、受講生に毎回本文を読むスピードを測ってもらっています。

リーディングセクションで400点以上を取る人は、概して70~80パーセントの理解度を維持しながら、150 wpm前後で本文を読めるようになっています。

そして、このようなリーディング力を身に付けた受講生は全員、TOEIC最強の時間配分という記事で詳述したタイムマネジメント戦略を使って、リーディングの問題を最後まで解き終わっています。

しかし、これはただ本文を読むのにかかった時間を測ることを習慣にすれば達成できるというものではありません。

では、理解度を高めながら、英文を読むスピードを向上させるにはどうすればよいでしょうか?

次回以降の記事では、150 wpmで英文を読めるようになるための具体的な方法について考察していきます。


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