パート3攻略法(2)

前回の記事では、パート3の設問先読みのメジャーな方法を紹介しました。
僕のTOEICの授業には、リスニングで400~450点を取っている高校生が毎年何人もいますが、だいたいみんなこのやり方を実践しています(2011年までは)。

僕自身も過去にリスニングで495点(満点)を10回くらい取っていますが、そのうちの何回かはこの方法を使っています。
しかし、この方法で満点を取れず、470~480点くらいになってしまうこともありました。

3つの設問は、たいていその解答の根拠となる発言が順番通りに出てくるので、予め設問と選択肢を先読みしておけば、放送を聞きながらリアルタイムで解答していくことは十分に可能であることは確かです。

では、どんなところにこの方法の弱点があるのかを、パート3の問題を例にとって、具体的に解説していきたいと思います。

たとえば、

50. What does the man want to do?

(A) Finish a report
(B) Meet with a client
(C) Place an order
(D) Make some photocopies

という1つ目の問題を解答するには、最初の男性の発言の Say, Andrea, do you know where I can find some paper for the photocoiper? I need to make ten copies of the agenda for the managers' meeting this afternoon,... まで聞いた時点で、設問に目をやっていれば、(D)を選ぶことはできます。

なので、この時点で、
(D) Make some photocopies     
にちょんと点を打っておきます。

すぐに次の問題

51. What is the problem?
 
(A) A meeting has been canceled.
(B) Some equipment is broken.
(C) A copier is out of paper.
(D) A manager is not available.

に目をやりながら、放送の続きを聞いていきますが、実はここで重大な「聞き逃し」が起こっている可能性があります。男性の最初の発言の I need to make ten copies of the agenda for the managers' meeting this afternoon,... が聞こえた時点で問題50に目をやってしまうと、その後の but the machine seems to be out of paper. という、問題51の解答の根拠を聞き逃してしまうかもしれません。問題50の答えを選びつつ、同時に放送にも集中するというのは、初・中級者には難しいからです。

その後の女性の発言には、

There should be at least two boxes of paper in the supply cabinet next to Phillip's office. If not, you chould check with Phillip. He's in charge of ordering supplies, and he may know where there's more paper.

two boxes of paperというヒントがあるので、男性の問題は「コピー機が用紙切れ」なのだろうと推測できないことはないです。

ただ、この2問目で迷いが生じると、最後の設問 に影響する可能性があります。

52. What will the man probably do next?

(A) Pack some boxes
(B) Get in touch with a coworker
(C) Reschedule a presentation
(D) Call a repair person

上記の設問に答えるためには、男性の最後の発言 I'll go talk to him then.をちゃんと聞き取る必要があるのですが、2つ目の設問で迷っていたりすると、耳がおろそかになり、最後の設問を答えるのに必要な情報を聞き逃してしまうかもしれません。

このやり方だと、最初の2問をすんなりリアルタイムで解答できれば、3問目のポイントにも耳を済ませて待ち構えていられるので、全問正解することは出来ます。しかし、放送を聞きながら、ひとつの設問の解答に迷ったりすると、他の設問のための聴き取りに影響を及ぼす危険性が常にあるわけです。

では、そうならないための別の方法があるのか?

あります。

おそらくこれから紹介する方法の方が、この従来の方法よりも断然優れていると思います。
その具体的な方法については、次回の記事でご紹介します。

スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示

トラックバック