語学は部活と同じ

澤田塾のFacebookページで反響が高く、珍しくたくさんシェアしていただいた投稿をこちらにも転載させていただきます。
(実際の投稿はこちらから→「語学は部活と同じ」

語学は部活

今日は、学生に向けて、期待を込めて、ちょっと厳しいことを書きました。
(追記:実はこちらの記事は、学生よりもむしろ、本気で英語学習に取り組んでいる社会人の方から共感をいただいております)

英語学習についての最大の勘違い。それは、「さほど時間や労力を費やさなくても、ちょっとやればマスターできるにちがいない」と思っていること。

「今はほとんど何もやっていないけど、まぁ、週1~2回、1~2時間ずつやれば、半年か1年くらいでそこそこできるようになるでしょ?」などと考えている人は、少数派ではなく、むしろ多数派である、というのが私の実感です。

ところが、英語を習得するのに必要な努力というのは、スポーツや楽器などをマスターするのに必要な努力と全く変わりません。長期的に相当な時間を費やさなければ、たいしたレベルには達しえないのです。

部活でスポーツをやっている高校生であれば、1日2~3時間、週に5回くらいは練習をします。それだけで週10~15時間になりますが、さらに自主練習をしたり、土日祝日は丸1日練習試合や公式戦があったりするので、少なくとも週に20~30時間はそのスポーツに打ち込んでいるわけです。

そんな高校アスリートたちの中で、本当にそのスポーツで大成する(全国大会に出場したり、後々プロになる)人なんてごく一部です。週に20~30時間も注いでいるにもかかわらずです。

実は英語だって、これと同じなんです。たとえ週に20~30時間勉強したとしても、全員がプロ(通訳者や翻訳者)になれるわけではありませんし、全員が英語を自由に使いこなせるようになるわけでもありません。
やはり、スポーツと同様、才能やセンスの有無、”正しいやり方で”努力をしているかどうか、ということも大きく影響します。

しかし、英語学習の場合は、一部の帰国子女や特別な環境にいた人を除き、そもそもそれほどの時間をかけている人がほとんどいません。(1万人に1人くらいの割合で存在する「変人」や「変態」と呼ばれる英語学習者は例外中の例外です)

私は長年予備校で教えてきましたが、部活の練習時間に匹敵するほどの時間を自主的な英語学習に注いでいる高校生とはまだ一度も出会ったことがありません。

では、もっとも英語の勉強に集中しやすい状況にいる大学生はどうでしょうか。

自主的に英語学習をする時間よりも、アルバイトをしたり、スマホでLineやTwitterのようなSNSをやったり、ゲームに没頭したりする時間の方がずっと長いのではないでしょうか。

大学での授業を除き、自主的な英語学習に注ぐ時間は、平均すると週30分、多くても2時間程度で、ゼロという学生もかなり多いというのが現状だと認識しています。

これでは、純ジャパ(日本で生まれ育ち、海外経験もほとんどない)の学生の中で、英語ができる人がなかなか生まれてこないのも当然です。周りの学生がやっていないのに、「自分は自分」と言って、一人で英語学習に励む(昔の私のように)のは、日本人の国民性には合いません。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」→「英語学習、みんなでやらなきゃ怖くない」という感じでしょうか。

しかし、英語を習得した人のほとんどが、大学時代に集中的に英語学習に取り組んでいるという事実があります。つまり、人生のこの時期に英語学習に目覚めるかどうかが非常に重要だということです。

そして、そのためには、「語学は部活と同じだ」という意識を持っているかどうかが大事だと私は思うのです。(つづく)
(追記:この意識を持つ重要性は、もちろん本気で英語を習得しようと考えている社会人の方にも当てはまります)


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コメント

No title
こんにちは。楽しく読ませてもらいました。また訪問します。このブログを今後も参考にさせてもらいます。ありがとうございました。
その通りだなと・・・
初めまして。
ブログ読ませていただきました。
今、大学に通っていて上記のとおり、だらけきった日々を過ごしています。
この記事を見て自分がいかに甘いのかというのことが分かりました。
これから勉強のやり方を見直して、なんとか底辺から這い上がりたいと思います。
ありがとうございました。
Re: その通りだなと・・・
コメントありがとうございます!

大学生の方にそのように感じていただけて、大変光栄です。

ぜひとも、底辺(ではないと思いますが)から這い上がって行ってください!笑

応援してます!

澤田健治


> 初めまして。
> ブログ読ませていただきました。
> 今、大学に通っていて上記のとおり、だらけきった日々を過ごしています。
> この記事を見て自分がいかに甘いのかというのことが分かりました。
> これから勉強のやり方を見直して、なんとか底辺から這い上がりたいと思います。
> ありがとうございました。

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