TOEIC公式問題集活用法 Part3(1)

今回は、公式問題集を使ったパート3の取り組み方をご紹介します。

TOEICを含むどんな試験でも共通していえることですが、リスニングの問題を解いた後に、ただ答え合わせをして終わりにせず、しっかりと復習をすることが大切です。TOEICの問題を通じて、英語力を付けるという意識を必ず持つようにしましょう。

パート3では、問題を解いた後に、最終的にはダイアローグをシャドーイングできるようになることを目標に復習します。

具体的な復習手順は以下の通りです。

ステップ1: ダイアローグの内容がどれくらいわかるかチェックするために、ダイアローグをもう一度聞く
(TOEICの試験では、聞きながら設問を読んだりして、聞くことに完全に集中していないことが多いので、まず純粋にダイアローグを聞いてみて、聞き取れない箇所を把握するところから始めます。)

ステップ2: スクリプトを見ながら、ダイアローグを聞く
(ステップ1で音声を聞いただけではわからなかった箇所を、文字を見ればわかるかどうか確認します)

ステップ3: 意味を確認するためにダイアローグを、日本語訳→英語の順番で、センテンスごとに音読
(ステップ2で文字を見てもよくわからなかった箇所を中心に意味を確認し、ついでに知らなかった単語や表現なども覚えるようにします)

例えば、ステップ2でスクリプトを見ながら聞いていて、

Ms. Smith, have we received the sales division's expense report? I'm working on a summary of our second quarter financial results, and that's the only thing I'm missing.

の赤字の箇所がよくわからなかったとします。

和訳→英文の順番で読んでいくと、

「Smithさん、営業部の経費報告書を受け取りましたか。」→ Ms. Smith, have we received the sales division's expense report?

「経費報告書」は、expense reportだということに加えて、「営業部」はsales division (sales department)ということもついでに確認できます。

日本語→英語の順番で読むのは、英語を最後に読むことになるので、より英語が頭に残りやすくなるからです。逆に、英語→日本語で読むと、日本語が残りやすくなります。覚えたいのは英語のはずなので、日本語→英語で意味を確認していく方が合理的なのです。

その際に、日本語も英語も必ず音読するようにしてください。声を出した方が覚えやすくなりますし、ここで音読をすることが、次のステップのシャドーイングにつながっていくので、そのための口慣らしをする目的もあります。さらに、自分では正確に発音できているか確信がない単語を洗い出しておくためにも、ここで一度自力で発音してみることが重要です。

第2四半期決算報告書をまとめているところですが、それだけがないんです。」→ I'm working on a summary of our second quarter financial results, and that's the only thing I'm missing.

「第2四半期」はsecond quarter、「決算報告書」はfinancial results、「それだけがないんです」は、that's the only thing I'm missingと言うことがわかります。

「こういう日本語は、英語ではこう表現するのか」と、発信的なアプローチで意味を確認することによって、自分の中にさまざまな言い回しを蓄積していくようにします。このようにして英語表現のデータベースを増やし、新たな英語を理解する糧としていくことで、聞き取れる英語をどんどん増やしていくようにしてください。


この意味を確認するステップで、ついでに設問も日本語→英語で音読していきます。

56 「男性は何を準備していますか。」→ What is the man preparing?

(A) 販売計画書 → A sales plan
(B) 調査企画書 → A research proposal
(C) 取引先の請求書 → A client invoice
(D) 決算概要書 → A financial summary (正解)

選択肢の日本語表現も、英語で言おうと思ったら、意外と難しいことがわかります。
さらに設問からは「書類などを作成する」という意味で、prepareが使えることがわかります。

初級・中級者はもちろん、800~900点を持っている上級者、さらには満点ホルダーでさえ、発信力につなげる意識を持って復習すると、TOEICの公式問題集から非常に多くことが学べるわけです。

ステップ3で意味の確認作業をしたら、今度は音声トレーニングのステップに移りますが、
その具体的な手順については次の記事でご説明したいと思います。


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