第219回TOEIC感想(2017年4月9日)


本日のTOEIC公開テストを受験された皆様、お疲れ様でした。

難易度や気付いたことなどをシェアしたいと思います。

今回のテストは、全体的に難しいと感じました。

リーディングでは、パート7で圧倒的に時間が足りなかった人が多かったのではないでしょうか。(って、コレはいつものことですね)





Part 1 普通

全体的な難易度は普通でしたが、単語の知識があった方がより自信を持って正解を選べる問題がありました。

例えば、handleには、「~に手を触れる」(to touch something or pick it up and hold it in your hands)という意味があることは、おさえておきたい知識です。


Part 2 普通

最初の15問くらいは標準的な問題が多かったのですが、最後の10問では難易度がグンと上がりました。
それも、正解を特定の選択肢に持ってくることによって、わざと難易度を上げる「例のトリック」です
事実、最後の10問のうち5問はそのトリックが使われていました。
(例のトリックについては、拙著「澤トレ」のp.115でも言及しています)


Part 3 普通

最初のセットが3人の会話だったことで面食らった人も多かったかもしれませんが、全体的には標準的な問題が多かったです。最初の4セット中2セットが3人の会話でしたが、3人目の人は最後にちょこっと出てくるだけなので、それまでの2人のやり取りが追えていれば、特に難しいことはありません。3人同時に話すわけではないので。


Part 4 難

後半に放送の難易度がグンと上がるセットが連続で出てきて、リズムが乱れてしまった人も多かったのではないでしょうか。中級者(700~800点)と上級者(900点以上)の間で差がつく回だったように感じます。700点以下の人にとっては、激難に感じたかもしれません。

「スピードのある英語を聞いて理解する力があるどうか?」という部分がシビアに問われているので、攻略するためには、本物のリスニング力を身に付けるしかありません。


Part 5 普通

標準的な問題が多かったです。
過去に山を張った予想問題から2問(問題①と③)が実際に出題されていました。

TOEICで山を張る No.1
(PCじゃないと、うまく「選択」して、正解を見ることができないみたいです)


Part 6 やや易

センテンス挿入問題も概して解きやすく、僕自身は7分で解き終えることができたので、目標とすべき10分ほどで解き終わった人が多かったのではないでしょうか。


Part 7 SP 普通
Part 7 DP 難
Part 7 TP 超難


SPはいつも通りの英文の量、難易度だったと思います。しかし、DPは2セットとも、長めの読ませるパッセージを2本読まなければならず、時間がかかりました。僕自身が11分かかり、想定していた10分を超えています。

最後のTPは超難でした。3セットとも、長めの読ませるパッセージを3本読まなければならず、英文を読む体力がないと、息切れしてしまいそうでした。僕自身、一気に3つ読むのに3分、解くのに4分、計7分ずつかかり、全体で21分もかかってしまいました。
(想定している時間を3分もオーバー)

この量の英文に圧倒されないためには、普段からTOEICに限らず、大量の英文に触れる「多読」を実践している必要があります。多読は、TOEIC学習者の間ではあまり浸透していませんが、パート7攻略のカギの一つになると僕は思っています。
(実は澤田塾においても、まだまだ十分に浸透させられていない分野です)

また、パート7を読んでいて気付いたのですが、英検1級レベルの単語がゴロゴロ出てきました。
例えば、reiterate「繰り返し言う」とか、exacerbate「悪化させる」とか。

「悪化させる」と言えば、以前のTOEICで、同義語のaggravateが出てきて、ちょっと話題になったことがありました。

澤フレ(9月に発売予定、というか発売希望)では、このようなTOEIC最難レベルの単語も掲載しており、上述の「悪化する」に関しても、「言い換えセクション」で3点セットとしてまとめています。

「状況を悪化させる」
aggravate a situation
exacerbate a situation
compound a situation


あと、同義語を問う問題でも、本文をちゃんと読まないとできないものがありました。

例えば、adhereときたら、
adhere to「忠実に従う/順守する」=follow、obey、observe、abide by、conform to、comply withとか思ってしまいそうですが、
adhere A to B「AをBにくっ付ける」という語法の場合には、stickやatttachなどが同義語になります。

つまり、同じ単語でも、使われ方によって、同義語が変わるということです。


今回試した新アプローチ

実は今回、リーディングセクションにおいて、解く順番を変える実験をしてみました。

気力が充実しているうちに、一番英文の量が多いTPから始め、次にDPをやり、
SPは、後半の長いパッセージから前半の短いパッセージへとさかのぼっていき、
最後に、Part 6、Part 5という順番で解いてみました。
(SP=シングルパッセージ、DP=ダブルパッセージ、TP=トリプルパッセージ)

結果的に、この順番の方が自分には合っていると思いました。
時間があるうちにTPをやるので、慌てず冷静に解くことができるのと、徐々に処理しなければならない英文が短くなっていくので、疲れていて、時間に追われている後半でも、容易にピッチを上げることができます。

一方、普通に順番通りにやって、最後のTPで時間がなくなってきたときに、ピッチを上げるのは至難の業です。

特に今回のようにTPが激難だった場合には、最後にSPの前半、Part 6、Part 5で一気に加速することで、柔軟に対応することができます。

と言っても、今回は僕自身かなりギリギリで、最後に余った時間は、たったの3分でした。

新形式TOEIC、恐るべしです。。。


注記: 僕のようなTOEICの専門家が3分しか余らないとしたら、解き終わるわけがない、と悲嘆される人もいるかもしれませんが、実は、澤フレ制作の参考に、試験に出てきて気になったフレーズを何度も「脳内キャプチャー」していて、それだけで3分くらいはロスしているので、普通に解いていれば、おそらく6分くらいは残せたと思います。
(激難フォームだったという事実は変わりませんが)



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