パート7攻略法(1)

今回はパート7の解き方に関してお話します。

まずはパート7でしてしまいがちな、力の付かない解き方や勉強法を指摘し、その代替案を提案する形で記事を書いていきます。

リスニングのパート3&4対策でも、選択肢にチョンとしながら「あまり英語を聞くことに集中しない」方法(80パーセントの人が行っている)の問題点を指摘し、その解決策として、放送が流れているときには「選択肢を見ないで、聞いて理解することに集中する」という方法をご提案しました。
(詳しくはパート3対策(理論編)をご覧ください)

パート7の解き方においても、上記のような「正攻法」をご紹介します。
正攻法は、実力を付けた(あるいは付けようと思っている)人にしか威力を発揮しないので、「ただTOEICのスコアを上げたいだけで、英語力を付けることにはあまり関心がない」という方には、僕がこれからお話することは響かないかもしれません。

まず、ダブル、シングルに関わらず、パート7の長文問題のもっともメジャーな解き方はどのようなものでしょうか?

半分以上の受験者が「まず最初に設問を見て、問われているポイントを確認する」ということをされていると思います。

これは、やってはいけないとまでは言いませんが、結局あまり意味がありません。その理由は後でお伝えします。

ただ、これからお話しする、次の行為はかなり深刻な問題です。

先ほどの「先に設問を見て、問われているポイントを確認する」というテクニックと組み合わせて、「設問の答えを求めて、英文をスキャン(流し読み)していき、答えの根拠が見つかったら、設問に戻って解答していく」というやり方です。このような解き方をする人が、リーディングで350点に満たない方、特に200点台の方に多いようです。

本番ではとにかく時間がないので、先に設問を見て、その答えを探すために、本文の該当箇所だけ読むというのは、仕方のないことのように感じるかもしれません。

しかし、「本文を全部読まない」やり方は、「力の付く解き方」の真逆であり、「とにかくスコアを上げるためのテクニック」の代表格です。

有名なTOEICスクールでも、初・中級者向けのクラスでは、「パラグラフの最初のセンテンスだけ読め」とか、設問から「キーワードを検索しろ」などと言って、本文の読む箇所を限定することで、時間を短縮し、効率的に問題を解き終えられるように指導されているそうです。

このような本文を全部読まない解き方を普段から練習し、そのコツを身につければ、確かに英語力のない人でも、本番でなるべく多くの問題を解ける、あるいは最後まで解き終えられるようになるかもしれません。特にTOEIC400~500点くらいの受講生が、最短期間で500~600点台に乗せるためには有効なテクニックと言えるかもしれません。

しかし、これは点数アップを保証しているスクールが苦し紛れに受講生に勧めている策に過ぎず、「英語力を高める」、つまり「英文を読む力を上げる」方法ではありません。

そもそも、「英文を読んで、問題に答える」というパートにおいて、「英文をしっかり読まない」ことを積極的に練習して何になるのでしょうか。

実際、そのような「読解力」を手に入れても、TOEIC以外では役に立たないでしょう。
というのも、現実的には英文を最初から最後までなるべく短時間で読んで理解する力が必要になるからです。

これは、「スコアを上げる=なるべく多くの問題を解き終える」ということだけに固執するあまり、「英文を読んで理解する」という本来の目的を見失った結果だとも言えます。

「TOEICの勉強をしても英語力は付かない」などと言う人がいますが、このような解き方でパート7に取り組まれている方が多いことがその一因になっていると思います。

澤田塾で指導しているパート7の解き方では、まずは「しっかり英文を読む」ということから始めてもらいます。

基本的に設問を先に見る必要は全くありません。なぜなら、設問は、本文を読んで理解出来てさえいれば、解けるからです。

時間を節約しようとして、本文を読むことをおろそかにしてしまうと、文全体の主旨や流れを把握できず、逆に解ける問題も解けなくなってしまうことがよくありますし、普段からそのようにぶつ切りでしか英文を読む練習をしていなければ、本当の意味で英文を読む力は身に付きません。

そこで、練習でも本番でも、英文を読む力が付くような解き方を実践することがとても大切になります。

次の記事では、その具体的な手順をご説明いたします。


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