Part4対策(復習編)―音速読

今回は、公式問題集を使ったパート4の復習方法を紹介します。

パート3と同様、パート4でも問題を解いた後に、パッセージをシャドーイングできるようになることを目標に音声トレーニングの練習を行いますが、さらに「音速読」と「暗唱」というメニューが追加されます。
(「暗唱」についてはオプションでもかまいませんが、英語が聞こえる体質にする上で、とても効果的なトレーニングになりますので、2013年度からは澤田塾のメニューとして採用しています)

具体的な復習手順は以下の通りです。(ステップ1~6まではパート3と共通)

ステップ1: パッセージの内容がどれくらいわかるかチェックするために、トークをもう一度聞く
(TOEICの試験では、聞きながら設問を読んだりして、聞くことに完全に集中していないことが多いので、まず純粋にトークを聞いてみて、聞き取れない箇所を把握するところから始めます。)

ステップ2: スクリプトを見ながら、パッセージを聞く
(ステップ1で音声を聞いただけではわからなかった箇所を、文字を見ればわかるかどうか確認します)

ステップ3: 意味を確認するためにダイアローグを、日本語訳→英語の順番で、センテンスごとに音読
(ステップ2で文字を見てもよくわからなかった箇所を中心に意味を確認し、ついでに知らなかった単語や表現なども覚えるようにします)

日本語→英語の順番で読むことをお勧めしている理由は、英語を最後に読むことになるので、より英語が頭に残りやすくなるからです。逆に、英語→日本語で読むと、日本語が残りやすくなります。覚えたいのは英語のはずなので、日本語→英語で意味を確認していく方が合理的なのです。

ステップ4: スクリプトを見ながら、シャドーイング
(CDの音声よりも0.5秒くらい遅れて、音読していきます。その際に、音を無視して自己流の音読にならないように気をつけてください。目では文字を追っていますが、あくまで聞こえてくる音を真似ることに意識を集中させます。目と耳の集中度の割合は、3:7くらいのイメージです。)

ステップ5: オーバーラッピング
(今度は、CDの音声とぴったり重なるようにして音読していきます。シャドーイングと違い、ナレーターと同じ速度で発音していかなければならないので、より負荷の高いトレーニングになります。最初は遅れてしまい、シャドーイングのようになってしまうかもしれませんが、徐々にかぶさるように努めてください。)

ステップ6: スクリプトを見ないで、シャドーイング
(CDの音声だけを聞いて、ステップ4と同じ作業をします。ステップ5のオーバーラッピングができるようになれば、舌が音声のスピードについていけるようになっているはずなので、シャドーイングがしやすくなっているはずです。)

ステップ7: 音速読(時間を計りながらなるべく速く音読)
(ストップウォッチで時間を計りながら、1分間に音読できるスピードを出す。180 wpmが目標。)

パッセージの総語数÷かかった秒数×60で、wpm (words per minute)が算出できます。

書き言葉であるパート7のパッセージの復習では、150 wpmで音読できるようになることを目標にしていますが、パート4の音速読の目標値を30高い180 wpmに設定しているのは、話し言葉であるパート4のパッセージの中には短い単語も頻出するため、実質の語数よりも多くなっているからです。そのため、それほど速く読まなくても、150 wpmくらいは簡単に出てしまいます。
(逆に、書き言葉であるパート7の英文を150 wpmのスピードで読むのは難しいです)

以下に、公式問題集Vol.4のパート4の語数を掲載します。

Test 1
71-73 94語
74-76 96語
77-79 87語
80-82 96語
83-85 97語
86-88 131語
89-91 111語
92-94 122語
95-97 127語
98-100 98語

Test 2
71-73 66語
74-76 85語
77-79 90語
80-82 87語
83-85 103語
86-88 101語
89-91 88語
92-94 112語
95-97 110語
98-100 112語

TOEICのナレーターのパート3&4での読み上げ速度は、160-200 wpmくらいですが、自分でも180 wpmで音読できるようになると、ナレーターの音声がそれほど速く感じなくなります。

つまり、TOEICのナレーターが話すトークを聞いていて、「自分でも言えるくらいのスピードだな」という感覚になれば、余裕を持って聞き取ることが出来るようになるというわけです。音のチューニングを合わせるというイメージです。

逆に、自分では120~130 wpmくらいでしか音読できないとすると、180~200 wpmくらいの音声は明らかに速く感じるので、処理能力が追い付かなくても仕方ありません。

ですから、自分で音読できるスピードを速くすることによって、ネイティブの音声に対する体感速度を遅くするという努力が必要になるわけです。

それが180 wpmで「音速読」できるようになることの意義です。

このような「音速読」の能力は、ステップ4~6の音声トレーニングを繰り返すことによっても高めることが出来ます。

また、ここで発音や音速読の能力を高めておくと、パート7の復習における音速読もスムーズに行うことが出来るようになります。

そういう意味では、パート4の音声トレーニングで身に付けた能力は、パート7の復習にも波及していきます。つまり、リーディングセクションで不可欠な速読力のベースになるわけです。このように、別々のパートの勉強を有機的に組み合わせて、それぞれに必要な能力を同時に鍛えていくという意識を持つことが、最も効率的、合理的な学習をする上でとても大切です。

次回の記事では、ステップ8の「暗唱」を取り上げ、その意義と具体的な手順について説明させていただきます。

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